キミはVGA・DVI間のモニタ接続を試みたか?

剛「剛と~」
力翔「力翔と~」
心美「心美の~」
一同「面白くない会話!イェ~~~イ!!」

剛「さぁ、ちゅう訳で、今回はVGAをDVIに変換するコンバータ『REX-VGA2DVI』について話をさせてもらうぞ。」
心美「何ですかそれは。怪しい商品ですね。」
力翔「調べたんだけど、見るとアレも出来ん、コレも出来んと出来ないこと尽くしだね。」
心美「では、何でしたら出来るのでしょうか。」
剛「P.C画面用の映像規格であるVGAを同じくP.C画面用の映像規格のDVIへ変換する。それだけ。それだけのモノなのに価格が5桁しやがる。」
力翔「何と!?そんな価格のものを剛兄ちゃんは買ったんだ。」
剛「違うよ。これは15年ぐらい前に父親方の爺ちゃんに買ってもらったのさ。」
心美「主殿のお爺様にですか。お爺様はこれがどのような物か分からなかったのではないですか。」
剛「だな。「よォ分からんけど」とか言いながら買ってくださったわ。」

力翔「そうなんだね。ところで、さっき剛兄ちゃんは「VGAをDVIへ変換するためのモノ」って言ったけど具体的に説明してもらっていいかな?」
剛「だな。VGAとDVIは下図のような形をしとる。DVIは厳密にはDVI-Dだな。このDVIにはアタシが聞いたことあるだけで3つの規格に分かれるらしい。DVI-D、DVI-I、DVI-Aがあるようだ。」 VGA → DVI-D悪魔でも一通 心美「どうしてそんなに規格が乱立したのでしょうか。」
剛「さぁな。どうせ企業の金儲けだろ。で、VGAとDVI-Dとの間には互換性がないらしく、片方がVGAでもう片方がDVI-Dのケーブルがどこ探しても見つからん売っとらんのだ。VGA⇄DVI-Iならいくらでもあるんだがな。そこで、コンバータを噛ましてやらなかん訳だ。」
心美「そのコンバータが今回の四角いコレな訳ですね。」

力翔「でもさ、その15年前にお爺ちゃんに買ってもらったそれがどうして今必要になった訳?」
剛「ウチの親父が会社の人から今ウチにあるテレビよりももっと大きなテレビを貰ってきて、今ウチにあるテレビは親父のテレビ兼P.Cに使うことになって、それまで親父のアパートでP.Cに使ってたモニタアタシが譲り受けることになったのだ。で、そのモニタをアタシの副P.Cに使おうと思ったのだが、そこには映像端子がVGAとHDMIしかない。」
心美「そこで主殿はこのコンバータの存在を思い出したと。」

剛「そゆこと。で、それで使ってみたはいいがモニタに映らない。」
力翔「ダメじゃん。」
剛「そゆこと。何回やっても公式サイトのトラブルシューティングをやっても無駄。結論から言うと映像を出力するP.C側の問題だったんだがね。しかし長い間それに気づかず、この製品を破壊する気すら起こしたわ。でもこれが爺ちゃんに買ってもらったやつだから思いとどまったのさ。そこから8日間して思い立って再度試したら一応映ったのな。」
心美「何をどのようにしてP.C側の問題と気づいたのでしょうか。」
剛「親父に貰ったモニタと私物のテレビを同時に繋いんだんだわ。当然HDMI接続のテレビにしか映らなかった訳だけど、そこから親父のモニタについて設定を変更してみたんだ。いずれかの画面が見えないと設定しようがないからね。そこで、親父のモニタの解像度が対応しているのよりも大きくなっていたのに気づいたんだ。それを対応してる以下の解像度に変えたら映るようになったんだよ。」
力翔「凄い!よく突破口見つけたね。」

剛「ただ、満足のいく映り方とは言えなくてな。モニタが対応してる解像度が1366×768なのに実際に出力できるのは800×600、1024×768、1280×768の3つで、1280×768は映らんかった。これ見てみ。」 心美「確かに左右に黒い帯が見えますね。」
剛「絶対にこの黒い帯が出現するようにしかならない、と固定されるのならまだエエんだわ。何がアカンかって、P.Cがこのモニタを少なくても2通りに認識するらしくモニタ名が「Integratedナントカ」みたいな名前になったり「Hitachiナントカ」みたいな名前になったりすんねん。」
力翔「その時々で違うモニタに認識するってこと?」
剛「そ。だからその度に解像度の設定がリセットされて1366×768よりもデカい解像度になって映らなくなる。だからいちいちテレビをHDMIで繋いで設定しなおさなかんわけだ。せめてリモートデスクトップのパスワードが起動の度に千変万化しんければな。」
力翔「リモート出来るんだね。」
剛「Ubuntuの最近出来た新機能やで。ただそれはパスワード設定が強制でそのパスワードも起動する度にコロコロ変わるんだわ。だで主P.Cからリモート接続するにもまずはリモートを介さずに直接副P.Cにリモートデスクトップの設定を施さなければならないのだ。」
心美「何だか面倒ですね。」
剛「本当。モニタの認識がコロコロ変わるのはP.C、コンバータ、モニタいずれかの不具合だし、リモートデスクトップのパスワードもコロコロ変わるのはUbuntuのクソ仕様と言わざるを得ん。」
力翔「剛兄ちゃんのお父さんみたいに、チェッムズカシインダ。」

心美「それにしても、みだりに破壊しなかったから今回こうした発見ができた訳ですね。ですから、破壊する前に少し思いとどまって考えることが大切ですね。」
剛「い~や、破壊されるようなもの作っとんなって話よ。何なら最初、主P.Cにこのコンバータ介してVGA→DVI接続をした際も映らんかったからね。」
力翔「う~ん」
剛「とまぁ、『REX-VGA2DVI』が無能って話をしたかったのだが、P.CかREX-VGA2DVIかモニタか或いはアタシ自身かどれが本当の無能か判らんかったな。あ、そうそう今回はアンケートは無しね。」