キミはNFTをどう思う?
剛「剛と~」
力翔「力翔と~」
心美「心美の~」
一同「面白くない会話!イェ~~~イ!!」
剛「さぁ、ちゅう訳で、今回のお題何にする?」
心美「今流行りのNFTとかいかがでしょうか。」
剛「お、イイねぇ~。それについては言いたいこといっぱいあんねん。」
力翔「じゃあ、決まりだね。」
心美「ではまず、NFTが何なのか、説明していただけますか。私はそれがデジタルにおける芸術品ぐらいの認識しかないのです。」
剛「それがアタシもよく解っていないんだ。」
力翔「解ってないんか~い!」
非代替性トークン(英:non-fungible token、略称: NFT)とは、ブロックチェーン上に記録される一意で代替不可能なデータ単位である。NFTは、画像・動画・音声、およびその他の種類のデジタルファイルなど、容易に複製可能なアイテムを一意なアイテムとして関連づけられる。代替可能性(英:fungibility)がないという点で、NFTはビットコインなどの暗号通貨とは異なる。
NFTは、「関連づけられているファイルなどの真正性や所有権を証明する」と主張されているが、NFTによって保証・譲渡される法的権利は不明瞭な可能性が指摘されている。また、NFTには、関連づけられているファイルの共有や複製を制限する機能は存在せず、ファイルの著作権を必ず譲渡する訳でもなく、同一のファイルに関連づけられた別のNFTを無制限に発行可能である。2022年現在、NFTは主に投機資産として利用されているが、ブロックチェーンのトランザクションの検証に伴う電力消費とカーボンフットプリントへの懸念、および美術品詐欺などの悪徳商法に頻繁に利用されていることから批判されており、一部には「NFT市場の構造はポンジ・スキームやネズミ講・マルチ商法と類似しており、人為的に価格が吊り上げられている」と指摘する声もある。
出典:ウィキペディア(Wikipedia)
力翔「要するに、NFTが付いた絵などを「これは本物にして俺の所有物だ」って主張するためのものだね。」
心美「しかし、今の話だと偽造は困難ではなく法的保証もあるのかないのかよくわからないようですね。」
剛「何だよ。どうって事ねえじゃねえかよ。」
力翔「で、剛兄ちゃんの言いたいことって?」
剛「こんなどうって事無いものなのに世はチヤホヤし過ぎなんだよ。この「どうって事無い」ってのは今知ったことなんだけどもこれ知って余計にそう思うようになったわ。」
心美「世がチヤホヤ?」
剛「心美ちゃんはよぉ、このNFTを何で知った?」
心美「それは、小学生が自ら描いた絵にNFTを付けてオークションで売ってぼろ儲けした、っていうテレビ番組です。」
剛「だろ?それで知ったんやろ?」
力翔「つまり小学生がぼろ儲けしているのが不満なんだね。」
剛「話はもうちょっとだけ複雑だね。その小学生が完全に自らの実力でそれだけ売り上げてるのなら素直に凄いと思うわ。でも実際アレってどっかのインフルエンザに目をつけられてそれで人気になったやつやろ。」
力翔「剛兄ちゃんそれを言うならインフルエンサー。」
心美「主殿はわざと仰っているのでしょう。」
剛「せや。つまりアレは「小学生が描いた絵が売れている」のではない。「インフルエンザに気に入られた絵が売れている」のである。」
心美「少々お待ちを。主殿がお気に召されないのは「世がチヤホヤし過ぎ」である点でしょう。ここまでの話ではNFTアートの一作者についての不満になっているようですが?」
剛「だから「言いたいことはいっぱいある」言うたろ。ここまでの話も不満点だ。」
力翔「剛兄ちゃんはインフルエンサーと呼ばれる人々のこともあまり気に入っていないようだけど。」
心美「今そこは論点ではないようですね。」
剛「では、その「世がチヤホヤし過ぎ」である話をしよう。そうしてボロ儲けした小学生がテレビで取り上げられ一躍有名になるわけだ。日本国のテレビというものは嘘ぴょん・古代・騙しやんか。」
力翔「「騙し」じゃなくて「まぎらワシ」ね。」
剛「だでテレビは「NFTを出品してうまくいけば儲かる」とか「これからの時代はNFT」とか言ってる訳。NFTの詳しい仕様とか何も説明していないのに。そしてテレビなどで騒がれると関連する業界がこぞって目をつけるわけだ。楽天などが続々とNFTのマーケットを経営するようになる。しかし、そのようなマーケットへの規制はきっと進まない。するとどうなると思う?」
力翔「暗号資産のように流出するなどして所有者が損害を被る。」
剛「だろ?結局ねぇ、NFTなんてものは仮想通貨と仕組みは違えど本質的なところは同じなんだよ。「仮想通貨流出は銀行強盗に遭ったようなもので銀行強盗があったからって日本円怖いわ~、とはならないだろ?」ってどっかのテレビ番組が言ってたけどその銀行強盗が作ったのが仮想通貨。NFTも一緒で美術館強盗に作られたものなんだって。そのようなリスクを理解せずになんか儲かるとかなんか流行りだからとか言って飛びついてる感がどうも否めない。」
心美「そこは法整備や技術革新によって克服されることを願いたいですね。主殿も絵を描いて展示するなどデジタルアートを作っておられるですからNFTがより強固なものになって主殿の作品も保護できるようになると良いとは思いませんか。」
剛「それは思うよ。病院の展覧会に出展したりしてるが、まぁアタシの作品は価値が無いで余程盗まれんとは思う。盗まれるとしたら晒されて笑い物だわ。でも、ほかにすごい作品を出してる子のが盗まれて自分勝手にNFTとしれて売られたら困るわな。」
力翔「ボクは剛兄ちゃんの描く絵、好きだけどねぇ。」
剛「話は変わって、どっかの治安最悪ゲーがそんなNFTと連携するとか言い出したんよ。NFTのことはあまり良くは思っていないが、そのNFTのことを穢すのはやめてくれ、って思ったわ。」
心美「それって、鉄道の復権という名目でユーザー同士で殺しあうためにポチポチするだけのゲー無ですよね。それがどのようにNFTと連携するのでしょうか。」
剛「知らん。NFTがこれから成長するモノであるのは間違いないのだから。その看板に泥、いやヘドロを塗らんでほしいってだけ。」
心美「主殿がやっておられるIngress Primeも大概だと思いますがそれすら霞むって話ですね。」
剛「とまぁ、何に対するやっかみなのか分からなくなったけれどとにかく、NFTには法的にも技術的にも安全なものになってほしいって話でした。面白かったかな?」
*ドカドカドカドカ(力翔と心美が剛を蹴る音)*
力翔「(剛を蹴りながら)面白い訳ないでしょ。本当にただのやっかみだったじゃん。」
心美「(剛を蹴りながら)主殿が本当にお気に召されないのは結局何だったのですか。ぼろ儲けした小学生ですか。チヤホヤしている世間ですか。ゴミメモですか。」
剛「あぁぁぁぁ~ん♡気持ちいい~♥」