クリエイターズ・コメント
第13回を振り返って
やはりゲーム作品にかまけて他の作品がおざなり、いやなおざりになったのが良くなかったと感じます。特に、これまで多くの方に見ていただいた映像作品まで杜撰に終わらしたのは愚の骨頂と言えるでしょう。撮った写真は十分にあるのにそれを動画に仕上げられなかったのです。Godotに出会って純粋に興味が変化したのか、それとも老化してあまり創作できなくなったのか。どちらにしても、後悔の残る作品展であったと言わざるを得ません。ましては、蟯虫部の恣意的な著作権侵害申し立てがさらに動画の創作意欲を阻害したのです。会場で上映する分には問題ないことですが、私が個人運営しているサイトで展示するには結局、蟯虫部へアップロードするしかなく、それにより不正申し立てを食らうのです。今ご覧のこちらの展示所も、海南病院のサイトを離れ、私の個人サイトにあるページとしての展示所をご覧いただいていることになる訳です。この展示所の映像作品にある実際の動画も蟯虫部だったでしょう。
その一方で、ゲーム作品についてはその時点での渾身の作品を展示できたのではないかと感じています。心理士さんのプロモーションの力も借りて、たくさんの方に遊んでいただいたので個人的には満足です。特に、ある少年が夢中になってずっと遊んでくださったのでとてもうれしい次第でございます。ただ、一連のゲーム作品において一番人気であった『ゴウえもん×STK』は当展示所で実際に遊んでいただくことができないのが惜しいです。『ゴウえもん×STK』の「STK」の部分はこちらで配布されていますのでそれで練習の上、来年お越しいただきSTK上のゴウえもんキャラでゴウえもんサーキットを疾走していただければと思います。『ゴウえもん×STK』もそれ以外のゲーム作品も、来年のその時点での渾身の作品を出展したいと考えておりますのでまた遊んでいただけると嬉しく存じます。
第14回に向けて
今申し上げた通り映像作品の復権が急務と言えるでしょう。写真は撮っているのでそれらを映像に仕上げる、動画制作に再び興味を持つことが必要と感じています。ただ、この秋からは今通っている授産所B型からA型へ移行するなど私個人の人生にまつわる一大ムーブメントを試みるため、そのためにまた創作がおろそかになるでしょう。すべきことを行いつつ創作に時間を充てられるかが焦点です。
次回以降、他クリエイターに期待すること
そういう訳で動画制作がおろそかになったため、他のクリエイターにも動画を作っていただきギフティッドをより一層盛り上げていただきたいと考えています。過去に一度だけ、私以外の方が動画を上映していました。その映像作品は主に電車を題材にしたもののようで、合成音声、いわゆるゆっくりボイスを用いて電車のことを詳しく説明したものだったようです。彼の作品が私の作品よりもうんと人気であったため私は露骨に焼きもちを焼いて彼のことを睨みつけてしまいました。とても大人げないことをしたと後悔しています。再発しないという保証がどこにあるんだと言われたらぐうの音も出ないのですが、私だけで十分な映像作品を作るのも困難になってきてもいます。だから、勇気をもって映像作品を作って上映していただきたいと考えているのです。今時、動画なんてスマホ一つで撮影できますし、編集ソフトもAviUtlやKdenliveといった無料ながらも高機能でP.C用のものがあります。何ならもうスマホ一つで動画編集まで完結できるのではないでしょうか。App StoreやGargoyle Playといったマーケットで適当に探せば無料の動画編集アプリが見つかるのではないでしょうか。存じかねますけど。
でも今どきの子は動画制作よりもゲーム開発のほうが得意かもしれませんね。何しろ小学校においてプログラミングが必修科目になっているのですから。また、開発環境もかつては高価なものでしたが今は無料で提供されるものも多いです。私も使っているGodot Engineがその一つですし、㍃ソフトのVisual Studioのうち、個人利用であれば無料のVisual Studio Communityなるものがあるようです。また、言語をJavaに限ればEclipseもあります。ゲームやアプリケーションの開発も長い年月を経て幾分容易になったのです。だから、このギフティッドにおいても、私以外にゲーム作品を出展するクリエイターが現れるかもしれませんね。
とにかく、今は私が作者代表ヅラして映像作品やゲーム作品を出していますが、いずれその牙城も崩れるでしょう。皆さんにもこうしたデジタルな創作に挑んでいただきより豊かな作品展を創ってみませんか。